大エルミタージュ美術展

行ってきました、大エルミタージュ美術展。皮肉にも、先日落とされた企業が主催している美術展でした。私はゴーギャンの大ファンだから、それ見たさでフラフラと友達と一緒に行ってきました。ぶっちゃけ、大トロ3つと残り全部かっぱ巻き、みたいな美術展だな、と思った。ルノワール、ピカソ、そしてゴーギャンの作品には本当に圧倒された。だけど、それ以外の作品は結構普通な感じのばっかで、その魅力を見出そうとじっとみつめるだけで色々と疲れてしまった。

そうそう、そんな中世の絵の中で(中には宗教画もあった)一番印象的だったのが、名前を忘れてしまったんだけど、多分ガブリエル・フォン・マックスの『落ち込んで』。心に響いた。これは舞踏会から帰ってきた若い女性がベッドの上に座って、床にはハンドバッグやヒールを投げ出して、嘆き悲しんでいる様子の絵。解説によると、「人生の儚さや虚しさをなげいている」とか、「いつまでも若くない自分を悲しんでいる」とか書いてあったと思う。以下の点が良かった。
・色使いがコンテンポラリーで良い。淡い色使いが、ゆらゆらする輪郭線の上で輝いていた。
・コンセプトが良い。特に今の年代の私なんかは、激しく同意できてしまう。

こうやって多くの絵画を見ていて、その横の解説に「1485年」とか書いてあると、人間の人生の儚さと芸術の息の長さを思い知る。その絵を見ている時点で、それを描いた人もモチーフになった人も生き物も、みんな死んでいる。そして5世紀も後に、日本という異国の地で、その絵画の前に立って影響を受けている自分がいる。そしてまたそんな自分も、かつての画家達のように時代にのまれ、もがき苦しみ儚い夢を見て、気が付けば散っていくんだろう。人間の人生は儚い。それをどうとるか。half a glass left/ only half a glass leftととるか。それで、時代ごとの絵の描き方も変わっている。

人間は、精神の歴史の中に生きている。

大エルミタージュ美術展は24日までらしいので、まだ行ってない人はお早めに♪

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